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鹿児島県伊佐市の現代版組踊チーム「チームちむどん」の公式ホームページです

現代版組踊とは

チームちむどんの活動に際して「鹿児島・伊佐でなぜ沖縄の踊りなの?」という質問をよく受けます。

ここではチームちむどんの活動の基になっている「現代版組踊」についてお話したいと思います。

1990年代、沖縄県うるま市(旧勝連町)で、子どもの無気力と若者の流出問題についてなにか解決方法はないかと考えた南島詩人平田太一氏が、この問題を解決するためには、まず若者が地域に誇りを持つことが大事だと考え、地域に眠る英雄の生きざまを学びなおし、次にはどうやってこれを大勢の人に伝えるかということに、沖縄の伝統芸能「組踊」の様式にのっとった舞台「肝高の阿麻和利」の公演を始めたのがそもそもの始まりです。

地域の子どもたちが自分達がすむそれぞれの地域の歴史について学び、その成果を舞台として発表するこの活動を、沖縄だけでなく全国に普及させるためにあらたに「現代版組踊」と称すると同時に、この手法が「人材育成」と「地域興し」に有効であることが認められ、今ではこの活動が全国に広まりつつあります。

現代版組踊は、拠点とする地域に由来する歴史や伝承、史跡、人物の物語を題材とすることで舞台を通し「地域の宝」を掘り起こし、若い世代に伝えることで郷土への誇りを育てるきっかけ作りを行っています。

チームちむどんはこの現代版組踊の手法を取り入れ、伊佐の人材育成と地域興しのお役に立てるように、メンバー一同日夜練習に励んでいます。

2017年冬にオリジナル舞台「鬼武蔵~TADAMOTO忠元」の初演の舞台を踏みました。

チームちむどんのオリジナル曲としては「鬼武蔵忠元」「伝説の鬼武蔵legend」があります。